アンモナイトの森で―少女チヨとヒグマの物語 (ティーンズ文学館)
いったい、これはなんだ?―十二歳のチヨは首をかしげました。
まるで巨大なカタツムリのような石が、チヨのまわりにいくつもころがっていたのです。そのときのチヨはまだ知りませんでした。
それが、一億年前に生きたアンモナイトの化石であり、そしてそれが、世界的な大発見であるとは。そこは、だれもふみこんだことのない、危険なヒグマたちの森でした。
第18回小川未明文学賞大賞受賞作品。小学校中学年から。
いったい、これはなんだ?―十二歳のチヨは首をかしげました。
まるで巨大なカタツムリのような石が、チヨのまわりにいくつもころがっていたのです。そのときのチヨはまだ知りませんでした。
それが、一億年前に生きたアンモナイトの化石であり、そしてそれが、世界的な大発見であるとは。そこは、だれもふみこんだことのない、危険なヒグマたちの森でした。
第18回小川未明文学賞大賞受賞作品。小学校中学年から。